2011年2月7日月曜日

Gentlemen, start your engines

雪も噴火も鳥のことも牛のこととも縁がない都市生活者は、何だか申し訳ない。


雪で思い出すのは、スキーシーズンの一本目のことだ。
スキーヤーだった頃、金曜日の夕方はいそいそとしていた、ワタシもアイツ達も
あんなヤツも含めて四名共そうだったはずだ。アイツ達の会社のこっそりだが
大きな駐車場に集合した時に、それじゃもうゲレンデじゃん、と笑い合った。


夜を徹して走りぬく、到着はまた駐車場で山が動くまでは仮眠だ。
今もあるのか八方尾根のゴンドラ駅横のJBLの大型スピーカーのある喫茶店で
ミルクを飲むにはまだ早かったけれど、整理券をゲットして一番乗りしていた。


早朝のピステから望む安曇野は遠くて小さい、足元が凍てついていることを
板とストックからビシビシ、ヒシヒシと感じたことを、今でも腰が浮くように思い出す。
シーズン一本目だから怖い、大きく深呼吸を繰り返しアイツ達を窺う、何とか
機先を制してリーゼンコースへ降りていったんだった、懐かしい。


そんなシーズンの一本目ならぬ一打目を近々打つことになった、もう二月の
中旬も近い、ひょっとして春の足音すら聞こえて来そうなのに。
前日の夜になれば、一本目のようにイソイソするのだろうかと訝ってみたり
するほど非日常じゃなくなったラウンド、一番乗りを目指した勘違いが無邪気
だったとしても、どこかにアキラメを宿してしまっての一打目は打つ前から
何だか寂しい。


アイツが作ったテープを聴き、調布基地を見たこともないのにハモリながらの
楽しい移動空間と時間。
一打目に相応しいそんな音楽って、ないのだろうか・・・。


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